未病とは?
「疲れやすい」「おなかの調子が悪い」「手足が冷える」「むくみがある」など、病院へ行って治療が必要というほどではないけれど、体の調子がどうも優れない、すっきりしない、という方は多いのではないでしょうか。
実はそれ、「未病」といいます。
健康とは、体のどこにも問題がない状態です。そして病気とは、体のどこかが明らかに悪い状態。でも突然病気になるのではなく、病気と診断される前に、体のどこかにいつもと違うと感じるような現象が現れます。
たとえば、「最近目覚めが悪くなった」、「何となくやる気が起きない」、「寝ても疲れがとれない」、「体がだるく感じる」など、病気でなくても、こういった症状は健康であっても起こることです。
このような、病気と診断されてはいないけど、このままだと病気になってしまうかもしれない状態のことを『未病』といいます。
まずは簡単な質問から
以下の当てはまる項目の数をカウントしてください。
- 最近疲れやすい
- 寝ても疲れが取れない
- 体がだるく感じることがある
- 冷え性である
- 肩こりがある
- 腰痛がある
- 頭痛がある
- めまいを起こすことがある
- たちくらみがすることがある
- 食欲がない(または落ちた)
- 胃腸の調子がすぐれない
- 便秘や下痢がある
- 疲れがとれない
- なかなか寝付けない
- 寝ても疲れがとれない
- 寝起きが悪い
- お肌のコンディションが悪い
- 目の下にクマがある
- 抜け毛が増えた
- 爪が欠けやすい
実はこれらは全て未病のサインの一部です。未病のサインは全身に表れ、放置すると確実に病気に近づいていきます。
病気と診断はされていないけど、未病のサインがあるという場合は、早めのケアがとても大切です。
医師監修の未病チェックシート
慶応義塾大学の渡辺賢治教授が監修された、パソコンやスマホで現在の健康状態を確認できる「未病チェックシート」というものがあります。これは京王義塾大学による、3万件以上の漢方診断の症例の分析結果をベースとして、平成25年に作成されたものです。
未病診断チェックシートはこちら
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未病の改善は健康につながる
未病から病気になってしまう前に、今の症状の原因を知ることはとても大切です。少しの生活習慣の改善でも、未病を予防したり改善することができます。
もうひとつ、ご自分の体の状態を簡単に知る方法があります。
それは、「平熱体温」を知ることです。
健康な人の平熱は、36.6℃から37.2℃といわれています。もし平熱が36.5℃以下の場合は、体のどこかに不調のサインが表れている可能性が高いです。
もし平熱が36度以下の場合は要注意。危険信号が点灯している状態です。
平熱を上げるためには、様々な方法があります。中でも一番重要なのは、生活習慣を改善することです。
体を冷やさない、食事内容の見直し、体を温める効果的な入浴方法など、今日からすぐに実践できる方法があります。
日々の生活のくせでわたしたちの体の質は変わります。そのために、まずはご自分の平熱を知ることから始めましょう!